ひそやかなる憧れ 

2008.10.10(Fri)




ここ最近の景色はほんっっっっとうに芸術的!!



柔らかな飴色の陽だまりとか、
それを受けて黄金色に照り返す街並みとか、
穏やかで静寂で、透明感のある空気とか、
街路樹の、温かみを帯びた深い緑色とか、
どこまでも高く澄みわたる空の繊細なグラデーションとか、
弧を描くように泳ぎわたる、透き通った細長い雲とか!


秋って枯れていくような寒々としたイメージがあったのに、
ここ数日のあたしの目を奪うような景色って
まるで生まれたての、新しい世界みたい!!

いつも歩いている街並みが、おぼろげな光に包まれて、
まったく新鮮で、優しいものに見えるなぁ。



まるで誰かがこの球体の360度を使って、芸術的な作品に
仕立てあげたみたい!!
こういうときはね、偉大なる力を感じずにはいられない。
まさに自然の権威にひれ伏す、の状態。
芸術家なんてそういう大いなる美の一部を切り取って
表現してるだけに過ぎなくて、自分の中から全く新しい別物を
生み出してるわけではないんだよね☆
頑張って働いている仕事人間だってみんなそう!!
みんな誰だって感動や優しさを求めているに違いないんだ。
だから頑張っているんだよね♪
例え株価が暴落しようが人間関係で悩もうが恋に破れようが、
関係なく無条件に感動させる力が、この世界にはある!!


なーんてことを想ってしまうわけだよ♪




ああ、あたしが写真家だったらなぁ。。。
感動的な景色をプロの技術で再現できるのに。

ああ、あたしが画家だったらなぁ。。。
色とりどりの美しい色彩で表現するのに。



あたしが詩人や小説家だったらなぁ。。。
美しく繊細な言葉で紡いで、命を吹き込まれたかのような作品にできるのに。



料理人だったらなぁ。
秋の味覚を見た目も味も芸術的に作り上げるのに!!


そして、
あたしが音楽家と呼べるようになれたらなぁ。。。。
こんな鮮やかでみずみずしい美を、奏でられるようになりたいな☆





あたしの中でまさに今の季節、今の自分にぴったりする曲↓↓

ブラームス作曲【ひそやかなる憧れ】



幼稚園の仕事の帰り道、街並みの穏やかな光に誘われて、
ひとりでドライブを楽しんでみた♪



写真
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あーケイタイの写メからなので、あの暖色の陽だまりが
再現できないのがほんと悔しい!!
(←単にセンスがないだけ?)
この色をなんて表現したらいいんだろう??
冒頭では無理やり「あめ色」って言葉を使ってみたけど。
白ワインを表現するときに使う「はちみつ色」「むぎわら色」
そんなとこかなぁ??

そして空が遥か遠くで澄み渡っている感じ。
どこまでも静寂なの。こんなとこで車止めてひとりでいると、
なんて穏やかな時間なんだろうと幸せ感じちゃうわけよ★


通り道だったので、すごく久々に自分の高校のそばも
通ってみた。何年も前に、あたしがチャリで駆け回っていた場所。

写真
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写真
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すっごく懐かしい!!

あの頃のまま、みたいで、あの頃のままじゃなかった。


あの頃は慌しくって、こんなにゆったりとした
時間の流れを感じたことがなかったなぁ、きっと。
なんだかもったいなかったなーって思う。まぁいいけど。若かったし。
あの校舎の手前の木々の茂る場所で、
「今日は天気がいいから外でシェイクスピアの原文を読もう!」
って、ピーター(先生)が英語演習の授業のときに言ったんだー。

んで、その授業をとってた5~6人で、
外でハムレットの「To be or not to be ...That is a question!」
を学んだ覚えがある。きっとあのときも、豊かな自然に囲まれて、
気持ちのいいぐらいの空が私の頭のうえに広がっていたのだろう。
それすらしみじみと感じられなかった私は、ほんと、
ふさぎこんでいた、としか思えないよねー。馬鹿馬鹿しいわぁ。




そこに立つと、
あれから全然月日が経っていないように思えるけど、
街路樹があの当時の姿を思い出せないぐらい深く濃く生い茂って
膨らんでいて、まったく別人の装いのようだった。
そこに漂う空気感はもはや私には冷たいし、
街路樹にも突き放されてしまったかのよう。

ああ、やっぱり月日は確実に流れていたのね。。。



まだ今見ている景色も過去の景色も同じもののように
錯覚してしまいそうになるし、あわよくば過去の風景に
溶け込んでしまいたい、そしてそうすることも可能なような
気がするけれど、あの時間はもう二度と帰って来ることはないし、
そう思うと、まだ寂しさが少し胸に沁みるけれど、


この初秋の光に包まれていると、
昔から変わらない風景の中を、
初めて出会った生まれたての新しい光、新しい風、
新しい空気、始まったばかりの新しい時間、新しい日々が
流れていて、輝いているんだな!!!
なんだかとっても神秘的!!と思った。


あの頃とは全く違う、新しいものに溢れている!!
過去ばかりに気を取られていると、新鮮なものや大事なものを
逃してしまったりするよね★
だから、今という時間の流れを楽しまなくちゃね!!





そうそう。上に貼ったYou Tubeは、あたしが荘厳な景色を
目にするといつも思い浮かぶ大大大好きな曲です!!!
これを聴くととても大きな空気感に抱かれている気がして、
幸せな気持ちになります。


もう一回貼っておきますね(笑)


http://jp.youtube.com/watch?v=K0U4LdHncds


。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○ 。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○


【Gestellte Sehnsucht】

In goldnen Abendschein getauchet
wie feierlilch die Welder stehn!
In leise Stimmen der Voglein hauchet
des Abendwindes leises Wehn.
Was lispeln die Winde, die Vogelein?
Sie lispeln die Welt in Schlummer ein.
Ihr Wunsche, die ihr stets euch reget
ilh Her*en sonder Rast und Ruh!
Du Sehnen, das die Brust beweget,
wann ruhest du, wann schlummerst du?

Beim Lispeln der Winde der Vogelein
ihr sehnenden Wunsche, wann schlaft ihr ein?
Ach, wenn nicht mehr in goldnen Fernen
mein Geist auf Traumgefieder eilt,
nicht mehr an ewig fernen Sternen
mit sehnendem Blick mein Auge weilt,
dann lispeln die Winde, die Vogelein
mit meinem Sehnen mein Leben ein.


。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○ 。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○





これは出だしの前奏からもうヤラレます(涙)
ビオラとピアノとアルト歌手(メゾ)のためのアンサンブルの曲なんだけど、
ビオラの音ってとっても秋っぽいなぁっていつも思う。
とても深みがあってね。
紅葉した葉っぱの乾いた葉ずれの音のように思える。
そしてこの前奏のピアノは柔らかく光る木漏れ日のように
キラキラして聞こえる。

そう、淡い陽だまりの中にいるような、そんな気分になれる曲です!!




だいたいブラームスの曲ってさ、
めちゃめちゃ秋っぽいんだよね。
歌だけに限らずピアノ曲も室内楽も交響曲も。
どの楽器も音色に深みがあって、ちょっと哀愁を帯びた?みたいな。
だけどすごく秋をロマンチックに彩っているの。
そして寒々としている中に、ときどきびっくりするぐらい、
温かさがあったりするの。内に秘めているものがね。


だからあたしは秋の夜長に聴きたい曲には
クラシックではブラームス全般、(あとはフーゴ・ヴォルフの
『アナクレオンの墓』。これを聴いたときは泣きましたがな!)
それからジャズではビル・エヴァンスやオスカーピーターソンが
基本です!!


参考までにおすすめのビルエヴァンス↓
http://jp.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8&feature=related
【Waltz For Debby】←最高に大好きな曲!!

http://jp.youtube.com/watch?v=57HnHX-BlRg&feature=related
【Someday My prince will come】


ああ。とろけそう(笑)
ワインくだしゃい♪って感じ。
もちろん【Autumn Leaves】も最高ね。


オスカーピーターソンまで手を出すとどんどん話がずれていくから
また今度ね。オスカーピーターソンも本当に素敵です。
5年ぐらい前にブルーノートで聴いたとき、うっとりしてしまいました!!
亡くなってしまって非常に残念!!




ってなわけで話を戻すけど、
秋といえばブラームスなのよ。
もちろんあたしの一番好きな【五月の夜】なんて曲もあるけど。
でも五月でも秋でもいいから聴きたいわってぐらい深みがあるん。
ブラームスはどうやら内向的な性格だったらしいよ。
あんまり暑苦しく燃えることもなく。
だから、内に秘めるタイプよね。
しかし究極のロマンチスト。それが曲によく出ている。
だから子供向けか大人っぽさかっていうと、大人なんだよね。
だから好きだ。


でもこの【ひそやかなる憧れ】は、ブラームスの曲の中でも
かなり幸せそうで彼なりのハイテンションに思える。
音色もわりと温かい体温が通っているような気がする。
せつねーっっ!!てやつは、木々も枯れ果てて北風ぴゅるりら、
って感じがするもんね。



この曲はとても優しくてあたたかみがあるなぁ★




さて。
ドイツ語詞は載せましたが!!
一体どんな曲なんでしょう??
ふふふふ。それはね。。。。



次回の日記のお楽しみ!!(笑)



実はわたくし、この曲が無性に聴きたくなり、
そしてこの詞の世界観を感じたくなって、昨日ふたたび
一人ドライブで田舎へ行って参りました!!
もちろんBGMはこの曲!!感動しました★


でもこの日記に続けて書くと苦情がきそうだから
次に分けるね!!
それまではこの曲の語りかけるメロディやニュアンスを
感性でお楽しみくださいませ!!





相変わらず長い!!!












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