大好きなオペラManon Lescaut(マノン・レスコー)

2008.02.17(Sun)






はい。終わりました。


前日まで突然の熱で大変でしたが、
なんとか歌えました。

観に来て下さった皆様、
本当にありがとうございましたm(__)m
心配して下さった皆様も、
本当にありがとうございました。
おかげですっかり元気になりました。





過去、ずーっと舞台上で大失敗をして以来トラウマになり、
以後一度もレッスンでも一発で成功したことがなかった
高音(ハイCなどなど。)が、今回初めて成功したことが何より自分でびっくりしました。



分かりやすく言うと、トリプルアクセルが
成功したようなもんです。私の中では。



ま、細かい音の鳴り方などなどは、コンディションが
悪かったこともあり、不平・不満を言い出したらキリがないんですけどね。


だけど、ハイCが鳴ったことが一番ホッとした出来事です。



おまけに客席から『ブラボー』の声をいただいたことが何より
びっくりでした。。。。。。
嬉しかったです。
そして、あんなチンケな演奏に。。。
恐縮すぎです。。。。。。。。。





いつも毒舌な地元の先生にも初めて褒めていただいた
ことが本当に本当に嬉しかった!!!


「完璧にマノンになってた!!!
あんなあなたを初めて観た!!」




最高の褒め言葉でした。


マノンレスコーはとっても洗練された、
お洒落で甘美な曲ばかりで、
フランスの砂糖お菓子みたいにふわふわっとしたオペラ★
だけどクライマックスはとっても劇的で切なくって。。。。
私、大好きなオペラなんです!!

あたしはゴマンとあるオペラの中で、ベスト1を挙げろと言われたら、
即座にこの「マノン・レスコー」を挙げられるぐらい、大スキです!!




私の歌ったオペラのヒロイン・マノンは、
フランス文学の名作に出てくる主人公で、
華やかで享楽や快楽を本能のままに好む女の子。



デ・グリューという男子学生はそんなマノンの美しさに一目ぼれ。
「こんなに美しい人は観たことないぞ!!!」

http://jp.youtube.com/watch?v=YZW0uGGK_94&feature=related
↑あまーーーーーい愛の歌をドミンゴの声ではいどーぞ。


そして二人は駆け落ちするのですが、
彼にはお金がない。


そしてその美しさゆえ、金持ちの老人が言い寄ってくると、
マノンは悪気もなく、ただお金と豪遊な暮らしにつられ、
あっさり彼を捨てて、老人と暮らし始めちゃう。



でも、いくら豪華な暮らしを手に入れても、
やっぱり愛のない生活にうんざり。
デ・グリューとの楽しかった愛の生活を思い出して後悔と切なさに浸る。。。。


http://jp.youtube.com/watch?v=LwYW5IqL1m8
↑はい。そのシーン。 あたしが歌ったうた。



歌詞はこんなん。実はきわどい。


『この柔らかなレースにつつまれた黄金の高価なベッドには
まるで死のような寒さがあります。
凍りつくような、沈黙の寒さが。。。。


だけど私は
燃えるような唇と、熱い腕の抱擁と
享楽的な愛撫を知っているの!!


だけど、今それはすべて過ぎ去ってなくなってしまったこと!!!





ああ、私のささやかなあの家。戻ってきてちょうだい。
楽しくて、孤立した、あの白い小さな家!!
戻ってきて!優しくて、平和で、まるであの愛の夢のような。。。。』




↑この曲の最後の「ああ、私のささやかなあの家。。。。」と
呟くように歌うところでは、想いが高まり過ぎて、練習しながら
何度も号泣してました。。。あたし。
切ない曲っす。





そんなことを呟くマノンですが、
なんだかんだいってもやっぱり贅沢は楽しい。
昔の恋人を思い出して浸っているそばから、
甘美なメヌエットが流れ出すとマノンは陽気になってしまう。

あたしこのメヌエットがほんとに大好きなんです~~~!!!!
もっと単独で演奏されてもいいのにな★レストランとかで。
http://jp.youtube.com/watch?v=CLsAJmlddQ0




更にマノンは陽気にこぉんな歌を歌い出しちゃう。


http://jp.youtube.com/watch?v=8vWmGMH-HAE
↑はい。これが3曲目の歌です。
日本ではなかなか歌われない、マイナーなナンバーです。
ひたすら甘々でちゃらちゃらっとした華やかさがあって。。。。
ドロドロの悲劇よりこぉんな感じの曲の方が好きなあたし★



『時は美しく楽しゅうございますわ
日の光は 忠実な羊飼いの娘の周りで微笑んでいるの
あなたのために、彼女は嘆き、そして生きる


だけどお日様、あなたがおいでになると
彼女は幸福にはずみ、生き甲斐を感じるのよ
ああ、空をご覧になって
なんと晴れやかなことか!愛の奇跡を喜んでいるのよ


ねぇ、私を甘やかすようなお心を抑えて下さいませ★』





・・・で、その後のマノンの行方は、
恋人が押しかけてきて

   ↓

  修羅場


   ↓


許しを乞うて、仲直り。
またまたエロティックな二重唱  


  ↓

「逃げようぜ」という彼氏に、
「でも待って!!こんなに宝石もあるじゃない!
もらってから逃げましょうよーーーー!!!」とうだうだ。


  ↓

金満の老人に見つかる。キレられる。
「てめーは犯罪者じゃーーーーー!!!つかまえるぞー!!!」(←嫉妬ありーの。)

マノンは女囚としてアメリカへ島流しの運命に!!
二人はバラバラになってしまう運命に!!

   ↓


悲しくも美しい間奏曲
http://jp.youtube.com/watch?v=vkX4YlkWcZ4
↑この曲めっちゃ大スキなの(T▽T)泣ける。。。。


  ↓


アメリカへ島送り。
オレもつれてけー!!と彼氏が叫ぶ。
ここでも感動的な彼氏の歌があるが。。。省略。


   ↓

アメリカの未開拓地(←だってまだフランス革命あたりの時代だもの。まだインディアンが住んでた時代。)の砂漠に
送られる。

  ↓


そしてマノン、砂漠の上で死ぬ。






こんなお話なんです。
悲惨なんですが、パリのお洒落な雰囲気がただよっていて、
すごく大好きなオペラ&お話です。


フランス文学者、アベ・プレヴォの自伝的小説と言われていて
原作も読みましたが。
原作では、マノンの享楽ぶりがより一層激しくかかれていて、
だけど純粋で悪気がないので、にくめなくて可愛らしくて。
最後の悲惨なシーンでは小説を読みながら涙がとまらず。。。


原作では、大スキだった彼が、マノンが砂漠で
疲れ果てて死に、その死体を砂の中に埋めるとこで終わってます。。。。。





あたしの歌は、華やかなシーンを歌っていても
最後の4幕の死ぬときみたいなテンションだ!!!
とずーっと先生から言われ続けていて、
私の本性を知らない先生からは(笑)

「まぁあなたはマジメで神経質で、マノンの性格とは正反対だから仕方ないか。でも、ガラにないキャラもできるようにならないと駄目よ。」


と、ずっと言われ続けてて。


メヌエット調の歌を歌っても、メヌエットのリズムに乗りきれてないと言われ続けてて。。。

フランスっぽくないとダメ出しされつづけてて。。。。




だけど本番では、完全にマノンだった、
と言われたことが嬉しくて嬉しくて!!!!
ちゃんと煌びやかに、メヌエットが歌えたかなぁ??(*^^*)
華やかに、歌えたかしら??




ま、細かいことは言い出したらキリがないと言われましたし
自分でも思うけど。。。。。。
あれだけ吹っ切れて歌えたらいいわと言ってもらえた!!


これからも頑張る!!!!!




でも、最初のドイツ歌曲はボツったねーと言われたので、
これから頑張るわ。。。。。。。。
だって難しいモン。ああいう曲は、まだ早い。



とにかく、先生を始め、支えて下さったすべてのみなさんに感謝・感謝です。



裏話は、また次回お話します笑
こっちの方が、必見ですぞ!!


本当にありがとうございました!!

   













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世界一まずいパイ…

2008.02.16(Sat)








今日は世界一エグいパイのお話。







写真





昨日書いたら見事に全消去されたので…
やる気が出ない感じでリトライでーすー。
はぁぁ…デジタルの世界って便利なようで
こういうときにあっけないよね…。







なんのこっちゃ、と言いますと。
ちょうど2週間前に観た映画の感想サ目がハート





ジョニーデップの新作『スウィーニートッド』を観てきた。





写真

http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/
↑オフィシャルホームページ



産業革命時代のロンドンを舞台にした、
理髪師とパイ屋のおばちゃんがタッグを組んで繰り広げる、
超残酷ストーリー。(しかもミュージカル仕立て。)


たまたまテレビで宣伝を観たとき、
いかにもワルそ~な映画やな~と思ったと同時に、
うわ!!!!観たい!!!!目がハートって久々に思った作品なの。

〔宣伝〕http://jp.youtube.com/watch?v=GzmVrRSeUEU



だって映像が…オサレ~~~~~~~~~目がハートって一目惚れ!!ハート達(複数ハート)
あのモノトーン調のクラシカルなロンドンの街並みはやばいでしょ!!
あたしの超好きな世界観★★(≧▽≦)ハート達(複数ハート)
ロンドンは正直人の住むとこじゃねーなと思ったけど、
ピーターパンからハリーポッターまで、
引いてはアーサー王から百年戦争、エリザベス王朝、ダイアナ妃に
至るまでの壮大なる歴史、そしてなんといってもUK音楽発祥の地として
とっても魅力的な都市であることは間違いないんですもの♪
(なんか気候や光化学スモッグだらけの灰色の空の影響もあってか、
花の都パリに比べて寒々~~とした印象がまた魅力的だったり…)



ちょうど、私の好きな画家のローレンス・スティーブン・ローリーの
描く都市みたいな雰囲気かなぁ★(←この人の描く絵はマンチェスターだけどね。)


写真
写真



んで、肝心の観た感想。。。。。。
(←ネタばれかどうかはあたしは知りましぇーん。
ご自身でご判断を!!)












いやぁ……。シュールやなぁ~~~~~~(苦笑)
それしか言いようがなかったわー。


アートとしての視点から観れば、めっちゃ完成度高くて
面白いと思った。

まさにあたしの好きなレトロでシュールな世界。
視覚に訴えかけてくるものは、むちゃくちゃ綺麗やった。
シックなモノクロワールドに、突然飛び出す鮮やかな赤。。。。
リアルとCGとの混沌が、逆にほんとの生々しさを消していたように私は思う。
しかもあのミュージカル調のおかげで重ーい暗ーーい話が一気に軽っっっ!!!!!!!!あせあせ(飛び散る汗)



でも、道徳的には一体これどうなん??(苦笑)



こんな世界が、堂々と世に出回っていてもよいのだろうか。。。





どっちかというと、アートの世界でもアンダーグラウンド的な立ち位置で
隅に追いやられているような存在だと思うのだが(^^;)
いや。。。あたしは意外と受け入れられちゃいましたよ。
共感もしていなければ、感動もしていないけれど。
きっと使ってる心が違うんだなぁ。。。。
道徳的とかモラルとか良心は置いといて、
もっと違う脳みそで観てたような気がしたなぁ。








スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』
このシュールさに果てしなく似ていたな。

写真


あれも1970年代の作品なのにアートとしては現代に通じる素晴らしさだわよね。
でも清き良心と道徳心を持ってこの映画を観ようものなら、
とても最後まで見れないだろう。

こういったシュールな映画は、まともに観てしまうと頭が変になる。
見てるこちら側に柔軟さを求められる作品よね~~。


http://jp.youtube.com/watch?v=Ruiw6dpj1JM&feature=related
あたしはこの映画にクラシックを使っちゃうところに
ものすごい感銘を受けた覚えがあるなぁ。。。。




『スウィーニートッド』もまさにそんな感じ。
どうしても道徳的に許せない人は観ちゃいけない。






あたし的には絵的に素晴らしい!!と思うのと、
音楽的にも素晴らしい!!面白い!!と思うのと、
げぇぇぇぇ~~~…こんなんアリ??^^;と思うのと、
どっちの感想も混在しちゃうから、正義の味方聖美ちゃんとしては、
一体どう感想を処理したらエエかしら??^^;げっそり




でもね、
こういう見方もあるわけです。



実際にこの映画の背景となった18~19世紀の時代。
その頃はモラルもへったくれも、あってなかったような時代なんです。
だってさー平気で人をさらし者にして、大衆の前で殺しちゃうような
世界よ??

広場で首切り、火あぶり、当たり前の世界よぉ??


国民たちが生活難で、武器持って王室を攻撃してった時代なのよぉ??





以前、なんかの本で読んだことがある。
イギリスでパイ作りが盛んになった所以は、
カナダのメープルクッキーのようにMamが自宅のオーブンで
可愛い我が子のために焼いてあげた~とか、そんなメルヘンちっくな
ものでもなんでもなくって、


昔、イギリスの市民たちは貧しくて、とにかく食べるものに困って
いたんだってー。
(←もともとイギリスに食文化の歴史はないしなー。フレンチの歴史だって実は悲惨だったりするしねー。)
それで、ネズミとか猫とか犬とかうさぎとか…
とにかくそこらへんにいる動物をとっ捕まえて食べようとしたんだけれど
臭くてとてもそのままでは食えへんくって、
んで、なんでもパイにして食べていた



って聞いたーーーー!!!!



ひえぇーーー




だから、この映画みたいな出来事も、実は歴史のどこかに
あったのではないだろうかとコッソリ思ったりみたりもする。。。。



(どうやら実話という噂の伝説?を題材にした映画らしいしね。)





でも明らかに食欲を失くす映画ですよー。
完璧にパイ屋さんとお肉屋さんの営業妨害です!





ええ。今までだらだらと書いてきましたが、


つまり一言で言うと、






グロくてエグイ映画です!!!!!!










でも究極の悲恋物語でもあると思います。
愛のなれの果て。悲しい愛憎物語です。
だから、こんなにグロい映像を見せつけられながらも、
なんだか切なくて胸が締め付けられそうでした。。。。
しかも音楽が美しすぎて。。。。。。(涙)
あ、オフィシャルHPで聴けます。ご視聴あれ★
こりゃサントラ買いだなぁ。。。。★
I feel you Johanna~♪


やっぱり人を恨んだりしてはいけないのね。
復讐からは何も生まれない。むしろマイナス。
ってことを、この映画を観ちゃった人は感じてもらえるといいんじゃないかと・・・・。



最後の最後まであたしはハラハラしっぱなしの2時間でしたよ!
でも一緒に観にいった彼氏は最後の一言のせいで
ストーリーの全貌が見えてつまらんかったと言っていた…。
たしかにあたしもその一言には「アレ??」と思ったものの、
すぐに忘れてストーリーに没頭していました・・・。
よく忘れられるよなぁ…と半分呆れられましたが・・・^^;
ま、いーじゃん★得な性格ということで~~~!!



あら?なんだか長くなっちゃった。。。。。
なんかお勧めの映画ないかなぁ???

























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